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Are we ready for OMOTENASHI?!

Are we ready for OMOTENASHI?

おもてなしの準備はできていますか?
〜東京開催まであと2年〜

開催に向けて様々な準備が進んできている中、9月26日から会場案内やアテンド、運営サポートなどの、合計11万人のボランティアの募集が開始されました。運営においての準備は進んできていますが、開催場所や公共機関、また我々日本人が海外のゲストをお迎えする準備はできているのでしょうか。
東京開催まで後2年、まずはオリンピック・パラリンピックの歴史についておさらいしていきましょう。

オリンピック、パラリンピックの歴史

1964年から

オリンピックの歴史については小学校の授業の際に、古代ギリシアの「オリンピア祭典競技」、が発祥ということを学んだ事があると思います。
では、パラリンピックの歴史について学んだ事はありますか?
近年は競技性が高まるパラリンピック、元々は第二次世界大戦で傷を負った軍人のリハビリ目的で始まり、1964年東京大会の際に日本で名付けられた愛称であると言われています。昨今はメダルの獲得などスポーツ競技の一環として捉えられており、日本においても陸上競技・車いすテニス等でプロ選手が誕生し「障がい者アスリート」という言葉も使われるようになりました。

パラリンピックの「パラ」って?

Para

皆さんは「パラ」の意味をご存知ですか?
世間一般的に、「パラリンピック」の「パラ」意味を、下半身不随(paraplegics)から来ていると考えられていますが、実際「パラ(Para)」はギリシャ語の前置詞で、「並んで立つ」という意味があり、ここでは「対等」という意味を持ちます。
どんな条件であれ、それぞれが同じ立場にあり、スポーツ競技を楽しむ、そして意味合いの一つとして、「もう一つの=Parallel(パラレル)」が取り入れられ、「パラリンピック」は世界語となっていったと言われています。

楽しむための視点を変えてみる

〜ピクトグラムは東京パラリンピックが発祥〜

ピクトグラム

メダルの獲得など、競技性に注目が集まるオリンピック、パラリンピックですが、違った視点で見ると競技以外の部分でも楽しむことができます。
例えば東京パラリンピックが発祥といわれているピクトグラム、皆さんはご存知でしょうか。ピクトグラムとは、絵文字・絵ことばの総称をいい、道路交通標識、空港や駅の案内板、非常口の表示など誰が見てもすぐに意味がわかるデザインとして制作され、利用されています。今や全世界で当たり前の「ピクトグラム」は1964年(昭39)の東京五輪で初めて全面導入されました。現在の使用されているものは東京五輪をきっかけに世界標準になっていきました。
64年東京大会では施設と競技、2種類のピクトグラムが生まれ、そして今回は施設表示などに関して、国交省国土地理院が外国人向け地図記号を作成し大会運営の一躍を担っています。

2020年を迎えるにあたり

ピクトグラム

街の中に目を向けてみると、ある場所では視覚障がい者用の点字ブロックがつながっていないこと、障がい者が利用できるエレベーターが少ないこと、駅に障がい者が使用する「多目的トイレ」の案内表示がないことなどが明らかになってきています。
スロープなどは徐々に設置しているようですが、点字ブロックの設置がまだまだ見受けられます。これらを踏まえ、パラリンピック組織委員会は新しいバリアフリーのガイドラインを作成し、交通公共機関をはじめ様々な施設も少しずつですがオリンピックへ向けて改修や増設を行っています。
また、公益財団法人東京オリンピック・パラリンピック競技大会組織委員会では、障がいの有無に関わらず、すべての人々にとってアクセス可能でインクルーシブな東京オリンピック・パラリンピック競技大会を実現するため、国の関係行政機関、東京都、関係地方公共団体、障がい者団体等の参画を得て、※「Tokyo2020アクセシビリティ・ガイドライン」を策定し、国際パラリンピック委員会(IPC)の承認を得ました。

Tokyo2020アクセシビリティ・ガイドライン(外部リンク)

ソフト面のバリアフリーの大切さ

ソフト面のバリアフリー

上記の通り、ハード面でのバリアフリーの準備は少しずつ進んできています。
もちろん、施設、公共機関においてのバリアフリーも大切ですが、本当に大切なのは、どんな時でも困っている人に目を向けること、また行動することが当たり前の環境を作っていくことではないでしょうか。
街の中で車いす利用の方が階段の前で困っている、視覚に障がいのある方が道に迷いたちどまっている、そんな時、皆さんは自信をもって声をかけることができるでしょうか。その時にためらいはありませんか。
1人1人が知識、技術を身につけ、困っている方への最適な方法をコミュニケーションをとる中で見つけていく。そこにハード面が整っていて、ソフト面もきちんと応対できる、それが皆が楽しめるオリンピックの開催に繋がっていくと思います。
開催まであと2年、海外からお越しになるゲストをお迎えするにあたり今何をしていかなければいけないのか、私たちはもっと考えていく必要があると思います。

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