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日本ケアフィット共育機構が発行するフリーペーパー『紲』。本誌vol.17では、全日本空輸株式会社(以下ANA)の上海支店空港所に勤務されている中国人スタッフの皆さんがとても熱心に空港応対に取り組まれている様子をお伝えしました。「リベル・ケアフィット」では、本誌に収まらなかった皆さんの思いを、一問一答形式でご紹介します。
楊 希瑞(ヤン シールイ)さん
楊 彬雲(ヤン ビンユン)さん
徐 瑋(シュウ ウェイ)さん
Q1日本語テキストで行われたサービス介助士の講習にも、意欲的に参加していただけたと伺っています。実際に講習を受けてみて、いかがでしたか?
徐 瑋さん印象的だったのは高齢者疑似体験でした。ご高齢の方が、普段どんなに大変な思いをされているか理解することができましたし、ご高齢の方に関わらず、大変な思いをされているお客さまをサポートすることの大切さを改めて感じました。
楊 希瑞さんそれまでは障がいのある方をどんな風にお手伝いすればいいか知らなかったのですが、受講後は積極的に声かけができるようになりました。お客さまの望む方法で応対できるようになった気がします。
楊 彬雲さん教えていただいた車いすの介助技術が、実際のお客さま応対時に、とても役に立っています。
Q2普段、お客さま応対で大切にしていることを教えてください。
楊 希瑞さんお客さまに対するリスペクトです。敬意をもって接することを大切にしています。
楊 彬雲さんできればお客さまの国の言葉で対応することです。そのほうがコミュニケーションがうまくとれますから。
徐 瑋さんまずは、お客さまが素敵な空旅を楽しめるように、安全第一。そのうえで、お客さまが望むサービスをできる限り提供していきたいです。
Q3心に残っているエピソードなどはありますか?
徐 瑋さん私は普段、荷物関連の業務も担当しているのですが、お客さまが機内に忘れた物を見つけたときにお褒めのメールをいただいたことがあります。
楊 彬雲さん私も、未着の荷物やお客さまが忘れてしまった大切な荷物をお渡しするときに、お礼を言っていただけるのが、これ以上ない喜びです。
楊 希瑞さん3歳くらいのお子さんと乳幼児を連れたお客さまが、ゲートを通る際に大変そうにされていたので、声をおかけしたところ、「この子を見ていていただけますか」とご要望をいただきました。お子さまの手を引いて一緒に機内までお送りしたのですが、お客さまに「ありがとう、助かりました」と言っていただけたときの気持ちは忘れられません。
彼女たちは、常に目標意識があって、チャレンジ精神が旺盛です。母国語ではない日本語での研修にも、積極的に参加してくれました。当社の掲げるグループ行動指針“ANA’s Way”のひとつである「常にお客様の視点に立って、最高の価値を生み出します」を具現化してくれている彼女たちを、これからもバックアップしていきたいと思っています。
バリアフルレストランinアサヒグループホールディングス株式会社 様
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アサヒグループホールディングス株式会社様でDE&I(ダイバーシティ・エクイティ&インクルージョン)を考えるイベントとして初めて開催される「DE&I DAY」にてバリアフルレストランを実施しました。これまで市民向けや学校での開催がメインだったバリアフルレストランを企業様での取り組みの一環に取り入れていただき、DE&I推進にも欠かせない“障害の社会モデル”を体感できるプログラムを提供しました。
防災介助士 災害時支援ハンドブック
掲載日:(再掲載)
資格取得者に配布している「防災介助士 災害時支援ハンドブック」を一般公開いたします。
サービス介助の日 特別記念シンポジウム 開催レポート
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誰もが暮らしやすい共生社会をめざしてサービス介助士の認定および運営を行う公益財団法人日本ケアフィット共育機構(東京都千代田区、代表理事:畑中 稔)は、共生社会の実現に向けた産官学における取り組みを共有・発信することを目的として、特別記念シンポジウム「共生社会実現のために今私たちが取り組むべきこと」を11月1日(水)に開催しました。