チーム誰とも バリアフルレストラン

【バリアフルレストラン実施事例】株式会社INPEX様

掲載日:

【バリアフルレストラン実施事例】株式会社INPEX様

2日間にわたり「バリアフルレストラン」を開催
──“当たり前”を見直す学びが広がった瞬間

日本ケアフィット共育機構が提供する「バリアフルレストラン」は、“障害の社会モデル”の考えに基づいて、社会の多数派と少数派の立場を“反転”させた世界を体験することで、無意識の思い込み(アンコンシャス・バイアス)や社会のつくりに潜む“バリア”を理解する体験型プログラムです。
多様性を尊重し合う組織づくりが求められる今、このプログラムに関心を寄せる企業や自治体は年々増えています。
今回は、株式会社INPEX様がDE&I推進月間の一環として2日間にわたりバリアフルレストランを実施いただいた取り組みをご紹介します。 実際にプログラムに参加された皆さまから寄せられた声を中心に、どのような学びや気づきが生まれたのかをお伝えします。

株式会社INPEX様 https://www.inpex.com/(外部リンク)


「バリアフルレストラン」とは何か?

「バリアフルレストラン」のプログラムの核心は、“障害のある側・ない側”といった固定概念を一旦外し、社会の仕組みや多数派の慣習・“当たり前”がどのようにバリア・障害を生み出しているのかを体験的に理解することです。
参加者は、通常とは異なる価値観・文化の中で食事や会話を試みることで、「自分にとっての当たり前が、他の誰かにとってはそうではない」という価値観の揺さぶりを体験します。これまでに導入された他社事例でも、単なる研修にとどまらない“深い学び”が生まれたという声が多数寄せられています。
INPEX様でも同様に、日常の視点が大きく揺さぶられる貴重な時間となりました。


バリアフルレストランのプログラム詳細はこちらで紹介しています。

障害の社会モデル体感プログラム
「バリアフルレストラン」


INPEXでの2日間
──体験を通して広がった「問い」

プログラム冒頭では、一般的に“個人の障害”と認識されている障害のキーボードを参加者の皆さんでディスカッションをして、障害に対する認識の棚卸しから始まります。「障害」と誰もが思えるもの、議論が分かれるもの、様々な意見があり、そのうえで、参加者の皆さんは“反転した世界”へと入り込んでいきました。

【バリアフルレストラン実施事例】株式会社INPEX様

体験後、参加者の感想共有の時間では、言葉にならない驚きや戸惑い、そして深い気づきが出てきました。
どれも、体験がもたらす“気づきの質”を物語るものです。

ここからは、参加者の皆さんにいただいたコメントの一部をご紹介します。


参加者から寄せられた声
──揺さぶられた「当たり前」

“自分の普通”がくつがえされる

自分自身の『普通』という感覚がくつがえされました

自分の当たり前が当たり前ではないと強く実感しました

日常がいかに特定の人の見方によってつくられているかを痛感しました

これらのコメントからは、参加者が自らの視点を相対化し、他者との違いを初めて“体感として理解”した瞬間が読み取れます。

【バリアフルレストラン実施事例】株式会社INPEX様

障害の社会モデルへの気づき

バリアフルレストランでは「社会が作り出す障害」について自然と気づくことができる仕組みになっており、そこから「社会のあり方そのものを問い直す」という視点が引き出されます。

個人と社会の障害があるというのは新しい気づきでした

『社会ができなくしている』という視点が腑に落ちました

自身の『ふつう』が障害を生み出していると気づきました

障害の社会モデルの理解は、組織のDE&Iを進める際にも欠かせない視点です。

言葉の選び方、関わり方を見つめ直す

当事者になり切る体験を通して、コミュニケーションの“微細な違和感”にも気づきが広がりました。

何気ない一言が相手を傷つけることを実感しました

『大変ですね』と言われるとモヤッとする感覚を初めて理解しました

まず当事者の話をきいてみたいと思いました

“良かれと思って言う言葉”も、相手の立場に立つと違った意味を持つ──そのことに気づく体験は、多くの参加者が強く印象に残ったと語られています。

【バリアフルレストラン実施事例】株式会社INPEX様

マジョリティ/マイノリティの構造を理解する

多数派の価値観を前提に社会が設計されているという“構造的な問題”にも目が向けられています。

少数派に置かれると、普段何でもないことが急に不便になる

マジョリティの立場は、相手をストレスフルにさせることがあると感じた

左利きとして苦労した経験を思い出し、社会構造の問題に気づいた

体験を通じて得られる“構造的視点”は、組織文化を問い直す上でも重要な学びです。

体験は、対話を生み、考える習慣をつくる

参加者のコメントの中には、体験を「これから社内で話し合いたい」、「家庭や学校でも共有したい」と語る声も複数ありました。

職場の他の人にもすすめたいです

子どもの学校でも体験してほしい

モヤモヤしたが、このモヤモヤを話し合うことが大事だと感じた

ここからは、プログラムが単なるイベントにとどまらず、組織内外の“対話の種”となっていることが伝わってきます。

日本ケアフィット共育機構が「バリアフルレストラン」で最も大切にしているのは、まさにこの「対話を生み出すきっかけ」です。
正解を押しつけるのではなく、体験を通じて生まれた問いを互いに持ち寄り、語り合う文化が育まれる──それがDE&Iの土台となります。

“気づきを共有する場”をつくることの価値

バリアフルレストランは、知識を学ぶだけの研修ではなく、自分の内側にある前提が揺らぐところから始まる学びを提供するプログラムです。

  • 体験による理解
  • 気づきの共有
  • 価値観の再考
  • その後の対話のきっかけ

これらが連鎖することで、組織におけるDE&Iの取り組みは、より継続的で意味のあるものになります。

INPEX様で寄せられた多様な声は、その可能性を示唆しています。

【バリアフルレストラン実施事例】株式会社INPEX様

体験から始まるDE&I

多様な人が互いを尊重しながら働き、暮らすためには、「気づき」「対話」「理解」の積み重ねが欠かせません。
バリアフルレストランは、その最初の一歩として、多くの組織で活用いただけるプログラムです。
今回のINPEX様での取り組みが、これからDE&Iを考える他の組織にとっても、何らかの示唆やきっかけとなれば幸いです。
そして私たち日本ケアフィット共育機構は、今後も“気づきから始まる学び”を多くの場で届けていきたいと考えています。

バリアフルレストランプログラムについてのお問合せはこちら

お問い合わせ


チーム誰とも

誰もが誰かのために共に生きる委員会(通称“チーム誰とも”)とは
“誰もが誰かのために共に生きる社会”を創るための運動です。

私たちは、あらゆる“ちがい”を超えて、誰もが他の人を支え、その人がさらに誰かを支える、相互に作用しあう暮らしやすい社会を創りたいと考えています。

チーム誰とも外部サイト


リベル・ケアフィット 〜「気づき」が集う場所〜

このページの先頭へ