0172018 Autumn

ここが困るよ 日本のバリア!

ここが困るよ 日本のバリア!

日本ケアフィット共育機構が発行するフリーペーパー『紲』。本誌vol.17では、障がいのある訪日外国人向けの日本観光案内サイト「アクセシブルジャパン」を制作・運営されているグリズデイル・バリージョシュアさんにお話しをお聞きしています。そのこぼれ話のなかから、グリズデイルさんに日本を訪れる障がいのある人たちが不便に感じている「日本のバリア」をランキングしてもらいました。

バリージョシュアさん

グリズデイル・バリージョシュアさん

1981年、カナダのトロント生まれ。生後半年のときに脳性麻痺で手足に麻痺が残り、4歳の頃から電動車椅子ユーザーに。2007年に日本で職を得て来日、2016年に日本国籍を取得。現在は社会福祉法人アゼリーグループにウェブマスターとして勤務している。

4位 ホテルの予約が取りにくい!
4位 ホテルの予約が取りにくい!

国土交通省の設計基準では、50室以上客室がある宿泊施設では、車いす用客室を1室以上設ける義務があります。ただ、ホームページへの掲載義務はないので、日本語での案内はあっても英語ページには掲載されていないことがあります。また、車いすユーザーにとっては「トイレのドアが内開きなのか外開きなのか」「入り口の幅はどれくらいなのか」といった細かい部分の案内が重要なので、泊まりたいホテルでも、英語対応が不十分だと選択肢から外れてしまう場合が多いです。

3位 ハンドル型車いすで移動しにくい!
3位 ハンドル型車いすで移動しにくい!

ハンドル型電動車いすは、海外では「モバイルスクーター」という名称で呼ばれ、とてもポピュラーな乗り物です。バリアフリーが進んでいるシンガポールやオーストラリアでは、ハンドル型電動車いすで普通にバスや電車に乗れるのですが、日本の公共交通機関にはサイズや重量に厳しい制限があります。ハンドル型電動車いすでの移動に慣れている外国人からすると、不便に感じるかもしれません。

2位 介助のためのサポートが受けにくい!
2位 介助のためのサポートが受けにくい!

海外には介助犬ユーザーもたくさんいます。でも、日本の法律では、日本で訓練を受けた犬しか介助犬として認められないので、海外から介助犬を連れてこようとすると、ペットという扱いになってしまい、一緒にお店に入れないといった問題が出てしまいます。また、車いすからベッドに移るためのリフトをレンタルしたい場合は自治体に申請する必要があり、一気にハードルが上がってしまいます。

1位 和食のお店に入りにくい!
1位 和食のお店に入りにくい!

海外の人たちにとって、おいしい和食を食べることは日本旅行の目的のひとつです。ですが、本格的な和食のお店の場合、店構えも純和風の場合が多く、玄関には必ずと言っていいほど段差がありますし、門から玄関までの飛び石や砂利は、大きなバリアになってしまいます。飛び石も玄関のたたきも、日本の伝統や情緒を感じられる部分なので、難しい問題なのですが、別の場所に車いす用の入り口を設けると言った工夫も検討してもらいたいところです。

【後編】「ここがすごいぞ 日本のバリアフリー!」に続きます。

グリズデイル・バリージョシュア氏には、11月1日に開催を予定している“サービス介助の日特別カンファレンス「世界水準の「おもてなし」の話をしよう」”にもご登壇いただきお話をうかがう予定です。
ご興味をお持ちの方は是非ご参加ください。
(定員になり次第締め切らせていただきますのでご了承ください)

11月1日サービス介助の日特別カンファレンス

フリーペーパー『紲 Kizzna』Vol.17本誌では、日本に興味を持ったきっかけや、バリージョシュアさんが考える日本のバリアフリーの誇るべきところなど、もっと詳しいインタビューをお読みいただけます。
フリーペーパー『紲 Kizzna』


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